12月のおもしろ作文倶楽部では、詩の鑑賞をしながら、擬人法や擬音語などの表現方法を勉強してもらっています。様々な表現法を知ることによって、自分の世界を広げたり、深い読解力を身につけたりができるようになります。
さて、授業で書いてもらった作品にこんなすばらしい詩がありましたのでご紹介します。センター北校で教えている子の作品です。
『おじさんはそうじが好き
ろうかはいつもきれい
トイレはいつもきれい
まどはいつもきれい
おじさんは毎日そうじをしている
だけどだれもきづかない 』
おじさんの視点とすると擬人法ではないので、本当は、今回の内容とは合っていないのですが、ろうかや、窓、トイレの視点だとむりやり考えれば、擬人法といえなくもないわけで……。
まあ、それはともかく、とてもいい詩だと思いませんか? 学校をそうじしてくれているおじさんの姿が目に浮かびます。最後の一行がすばらしいですね。深い余韻がただよってきます。こんな詩に出会えると、ああ、作文を教えていてよかったなと思います。これからも、どんどん紹介していきたいと思います! お楽しみに。
NEWS青葉台校室長
三木 裕