ウインタースクールのNEWSStepUpメインコースで行った「ショートコントを作ろう!」講座の傑作選第2弾です。前回はコンビによるコントでしたが、今回は一人でやるコントです。人を笑わせるというのは、あらゆる表現の中で一番むずかしいものだとよくいわれますが、ひとりでやるコントは、さらにむずかしいものといえるかもしれません。構成をしっかり考え、自分でその構成にあった演技もしなければなりません。このコントを作り、演じてくれたのは小学2年生の子でしたが、しっかり最後まで演じきってくれました。とてもおもしろかったです。ありがとう!
ショートコント2
○せかい一うんのわるいおじいさん
Cくん(おじいさん)、つえをつくふりをしながら、よろよろと歩いてくる。
「いやあ、おきなわの海はきれいだなあ。よーし、泳いでみるか」
Cくん、泳ぎはじめる。すると、とつぜん、さけびだす。
「うわあー、カメにぶつかった。おー、いてて」
こんどはもぐって泳ぐ。
「しかたがない、あぶないから、もぐってみるか。わー、こんどはエイが来た! おしつぶされるー」
Cくん、こんどは背泳ぎをする。すると、なにかが背中にあたる。
「あー、いたたた。イソギンチャクのしょくしゅにあたった、しびれるー」
おもわず立ち上がるが、今度は足をおさえる。
「うわー、こんどはカニに足をはさまれた! いてー」
なんとか逃げて、また泳ぎ始めるが……。
「あー、ひどいめにあった。おや、なんだあれは? あー、こんどはサメだあ、食べられるー、助けて」
Cくん、ひっしで泳いで、なんとか助かる。
「ふう、よかった。ようやく浜辺についた、こわかったなあ。よーし、また来年も海に来よう!」
NEWS青葉台校室長
三木 裕