今年のサマースクールのパンフレットが完成いたしました。各校舎にございますので、ぜひご覧ください!
そして、毎年大人気の読書感想文コースのNEWSおすすめ課題図書を決定いたしましたのでご紹介したいと思います。
【小学校低学年向け】
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『ばあばにえがおをとどけてあげる』(評論社)
著者:コーリン・アーヴェリス・ぶん イザベル・フォラス・え まつかわまゆみ・やく |
本の紹介
「大好きなばあばを笑顔にしたい!」と、まちに「よろこび」を探しにでかけます。おばあちゃんと孫娘のやさしくあたたかな物語。
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【おすすめポイント】
低学年向けの課題図書4冊は、どれも魅力があり、どれも読書感想文に書いてほしいものでした。 その中で、この1冊を選んだのは、やはり、おばあちゃんを元気にさせたい、という気持ちを、みんなに感想文に書いてほしかったからです。 まわりに元気のない人がいるかもしれません。 ときには、自分が元気がなくなってしまうときもあるかもしれません。 でも、だれかがそばにいると、元気が出るかもしれないですよね? そういう気持ちを書いてほしいと思います。
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【小学校中学年向け】
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『みんなのためいき図鑑』(童心社)
著者:村上しいこ・作 中田いくみ・絵 |
本の紹介
なぜ、ヒトはためいきをつくのだろう。「ためいき図鑑」をつくることになったぼくらの班は問題山づみ。生きていくのって大変……。
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【おすすめポイント】
この本は、まず発想がおもしろいと思いました。ためいきの図鑑? どんな図鑑でしょう? (最後に、登場人物たちがまとめた『ためいき図鑑』が載っています。) ためいきってどういうときにつきますか? ためいきをがまんするのはいいこと? 悪いこと? ファンタジーの要素もあって楽しめますが、現実的な問題も取り上げていて、読み応えがあります。みんな一人ひとりのためいき図鑑を作ってほしいですね。
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【小学校高学年向け】
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『ぼくの弱虫をなおすには』 (徳間書店)
著者:K・L・ゴーイング・作 久保陽子・訳 早川世詩男・絵 |
本の紹介
ぼくとフリータは、夏休みのあいだにこわいものを克服して強くなることにした。ところが…? がんばる子どもたちの前向きな物語。
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【おすすめポイント】
主人公のいじめられっこで怖いものだらけの男の子と、親友の強くて突進型の女の子の組み合わせが最高です。もちろん、男の子もがんばりますよ! 弱さを克服するというのは、どういうことなのでしょうか? この本の設定が、1970年代にされています。人種差別の問題も、この本では取り上げられています。勇気を出すことは、ときに大人でも、強い人でも、むずかしいですよね。最後に主人公の男の子が思ったことについて、みんなにも考えてほしいと思います。
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今年の課題図書も読んでておもしろく、いろんなことを考えてほしい本を選ぶことができました。NEWSのサマースクールで、いっしょにいろいろ話したいです。ぜひ、来てください! 待っています!