先月、NEWS青葉台校の独自企画として、『NEWS野外写真倶楽部』というイベントを行いました。NEWS青葉台校の感性ピカピカコースの金子先生は、カメラマン(女性の場合はカメラウーマンというのでしょうか)としてもご活躍されていらっしゃいまして、今回の企画でもご自分のかっこいいカメラを持ってきてくれました。金子先生のカメラの説明に男の子は興味津々の様子です。
NEWSの子供たちはおうちからデジカメを持ってきてもらいました。校舎のまわりから、近くの公園まで途中昼食をはさみながら、様々な被写体を撮影してもらいます。ぼくはデジカメを持っていないので使い捨てカメラを急遽買っていっしょに参加しました。
冬の一日を写そう、ということで、とりあえず街を散策しました。たとえば、枯れた木や、みかんの木、黄色い芝生、寒そうな池、鴨などなど、たくさんの冬の写真を撮ることができました。けれども、子供たちの目はそれだけでは終わりません。お店のそばにひっそり咲いている小さな花、おもしろい置物や看板、電線にひっかかっている風船や、閉まっているドアに写る影など、あらゆるものが被写体になります。本当に、このコラムではもう何度も書いていることですが、子供たちの感性はすばらしいです。公園の風景よりも街のほうがおもしろいかも……と思いました。
写真は現像してもらって、後日、発表会を行いました。そしてそのときに宿題を出しました。自分の撮った写真の中から自信作を選んで、俳句を作ってきてもらったのです。ちょっとかわいそうだったでしょうか? いいえ、みんながんばって、とてもいい句を作ってきてくれましたよ。
寒空に 小さな森で 探検だ
冬の池 ライトのような 明るさだ
昼過ぎの 雲と太陽 水面に
カモがいて ひとりで立ってる なんでだろ
三木先生も書いてといわれたので作ってみました。
置物の たぬき真顔で 冬を見る
ぬくもりが かすかにここに おちばあと
古タイヤ こちらに向けて ウインクし
……うーん、他にもたくさん作ったのですが、どうも子供たちの句のほうが出来がいいですねえ。完敗です。でも、ものすごく楽しかったです! また今度違う場所と季節に撮影に出かけたいと思います。ぜひご参加ください!
NEWS青葉台校室長
三木 裕