資料請求はこちら
第210回

論理的な、あまりに論理的な

2011.08.24更新

昨日、NEWS板橋校でこの夏、個別学習教室を担当してくれた若い先生方と国語の指導について話しました。どうすれば子どもたちに国語の力を付けられるのでしょうか?

一人の先生が、「文章を理解するためには、いかに論理的に考えられるかが大事だ」という話をしました。自分の経験からも、主語述語をきっちりと考え、つながり(文の中の言葉同士のつながり、あるいは文と文とのつながりなど)を考えて、順序どおり考えるのがよい、ということのようです。かなり熱い主張でした。

いっしょにいた理数系を主に教えている先生もその意見に賛同し、「算数の文章題も論理的な考え方で解かなければなりません。ある程度、システム化してその文の大事なところを押さえていくようなやり方を教えるのもいいのではないか」といいました。中学受験の指導など経験したことからの意見だそうです。

基本的にはぼくも賛成です。論理的な考え方というのは国語でもとても大事なことです。特に記述の練習で大事だと思います。どことなく読みにくい文章には、なにかが省略されすぎていたり、主語述語が捻じれていたりすることが多いです。システム化して書く練習も時には有効かと思います。ですが、

「ただし、読解問題で注意なのは」

と、ぼくはいいました。続きはこうです。

「必ずしも論理的な文章だけが出題されるとは限らないということ」

そうなのです。詩や物語文では、時にはわざと非論理的な文章が出てくることがあります。好きな女の子にわざと意地悪してしまうみたいな……。ちょっと例が古いかもしれませんが、こういうときに大事なのが感情を読み解く力です。それには想像力が必要です。算数の問題でも想像力は必要ですね。イメージしてから解く、式を立てるというのは、よくいわれることです。

論理と感情、どちらも大事で、どちらも同じように鍛えないといけません。どちらかが苦手だと思う人は、その苦手な部分を練習する問題を多くするようにしましょう。ぼくらの話はそのあと、自分の読んだ本や、好きな本へと続いていきました。校舎でこういう話をするのもとても楽しいですね。

NEWS板橋校室長
三木 裕

         ミライアカデミー先生のコラム一覧ページはこちら

会社概要

商号
株式会社 NEWS(ニュース)
創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
グループ
株式会社 国大セミナー
会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
グループ
株式会社 NEWSエンターテインメント
会社
設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
株式会社 そらまめキッズツアー
会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
グループ
株式会社 オレンジプラネット
会社
設立:2015年2月1日
■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
グループ
株式会社 ドリームプラネット
会社
設立:2015年6月1日
■生活・文化・新規事業部門

Copyright © NEWS All Rights Reserved.