先日、テレビであの名作映画『ルパン三世/カリオストロの城』をやっていたので、見てみました。もう何回目になるでしょうか。10回以上見ていると思います。好きな映画の一つですが、今回見てまたいいなあ、と思いました。
さて、今回は、オープニングの場面に注目しておりました。ご覧になった方がほとんどという前提で書いておりますが、最初に銀行強盗をする場面、ルパンと次元だけではなく、五ェ門もいるというのです。本当でしょうか? 五ェ門は途中から現れたように思いますが……。
ということで、見てみましたところ、はっきりは映っていないのですが、おお、たしかにいるのです。札束の中に頭だけ見えました! しかし、そのあといなくなり、また来るのです。
どうしてこのようなことになっているのでしょうか? もともと、最初の場面に五ェ門がいるというのもネットからの情報だったのですが、その理由もあとで調べてみましたら、ちゃんと書いてあるのですね。なんでも、宮崎駿監督は、当初はルパンと次元だけが出てくる作品にしたかったのだそうです。しかし、それでは困るといわれ、あとから、峰不二子と五ェ門の場面を付け足したのだそうです。それで、あのような付け足し的な絵になったのだとか。
そういえば、前に見返したとき、五ェ門ってこんなに出演場面が少なかったっけ? と思ったことがありました。見せ場はしっかりあるのですが、時間としては短いのは、そういう理由があったのですね。名作の裏におどろくような事実があります。「可憐だ」から「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」の場面がない『カリオストロの城』はちょっと想像できません。
この映画を最初にぼくは母親に昔連れて行ってもらって見たのでした。ポスターを買ってもらって貼っていた記憶があります。もうどこかへいってしまいましたが……。
最後の銭形警部のセリフに今回も同じように泣きました。時代を超えて、名作というものは残るのですね。きっとまた見ると思います。NEWSの授業も、卒業した子たちが、また思い返してくれていたらうれしいのですが……。