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第241回

この気もちはなんだろう

2012.03.28更新

春に
谷川俊太郎

この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空の青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたへと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう

春をうたった詩です。

この気もちはなんだろう

と何度も書かれています。国語の授業であれば、ずばり、この気持ちについて考えてみよう、という問題が出そうです。二つの正反対の思いがいっしょになってあふれている、なんとももどかしい思い、それは春だから、みたいな感じで答えるのでしょうか。春を青春と考え、大人になることへの期待と不安のような解釈もあるかもしれません。

でも、そうして言葉にしてしまうと、なんだかもったいないような気がしませんか?

いや、国語の授業は授業でいいと思うのです。そうやって考えることや、友達と話すことによって、新たな思いが生まれることもあると思います。ですが、ただ読んで、それで終わり! あとはだまってじっと空を見ていよう、という詩の時間があってもいいように思いませんか? NEWSの国語の時間でやると、三木先生手抜きしてる、と子どもたちに怒られそうですが……。そういう贅沢な時間の使い方もしてみたいですね。たとえば、いまの季節のような桜もまだ咲いていない、どこまでも広がっていく青い空の下でやれたら、ものすごく気持ち良さそうです。そのまま眠ってしまいそうですが……、それもまた良しということで(ますます手抜きと思われそうですね)。いかかでしょう?

NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕

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会社概要

商号
株式会社 NEWS(ニュース)
創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
グループ
株式会社 国大セミナー
会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
グループ
株式会社 NEWSエンターテインメント
会社
設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
株式会社 そらまめキッズツアー
会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
グループ
株式会社 オレンジプラネット
会社
設立:2015年2月1日
■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
グループ
株式会社 ドリームプラネット
会社
設立:2015年6月1日
■生活・文化・新規事業部門

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