先日、学力調査問題が全国で実施され、その問題が発表されました。その内容について書いてみたいと思います。小学6年生の国語の問題です。
大きな問題が三問あります。一つ目はスピーチの内容を読み取るもの。二つ目は資料を読んで答えるもの。そして、三つめも、スピーチ用の意見を読んで、書く問題です。昨年(実施はされませんでしたが)あった物語の読解問題は、とうとうなくなってしまいました。昨年は椋鳩十の動物の物語でうれしかったのですが……。
記述の問題も昨年より増え、字数も増えています。さらに、発表するような文章で書くという制約も加わっておりますので、少しむずかしくなった気がします。
さまざまな図や資料が増え、その中から必要なものを選択し、簡潔に書く力が求められています。また、全体を俯瞰し、文章全体、資料全体の構成を把握する問題も二問出題されていました。たんなる読解だけではない力が必要ということでしょうか。
実際に正答率が出るのは8月だそうですので、そのときにまた考えてみたいと思いますが、国語得意だったのに、あまりできなかったという子が多いのではと予想します。記述問題など、それほどむずかしくはないと思うのですが、問われていることを把握するのがむずかしいかも、と思うのです。要は、こういう問題に慣れていない子が多いのではないか、と。読解力があれば必ず解けるというわけではなく、こういうことを楽しめる子が得意なのでは、という印象です。
時間の問題もあるかもしれませんが、オーソドックスな物語文もあったほうがよいのではないか、と思います。ちょっと偏った結果になるかもなあ、と思いました。
こんな意味ありげなことを書くと、ご心配される方もおられるかもしれません。ご安心ください。NEWSの国語で勉強すればだいじょうぶです! なんて書いちゃうと怒られそうですが、NEWSの個別指導で、苦手な部分を克服するのが、たぶん、いちばん国語上達の早道だと思います。国語は、なかなか急には上がらないですが、確実に伸びる教科だと思います。どうぞNEWSにおいでください。特に国語の苦手なお子さまは……、と思います。もちろん、ほかの全教科でも同じことをいうのですが……。