インターネットでおもしろい記事を二つ読みました。
一つ目は、郵便局でのできごと、あるものを買いに行ったのですが、名前が思い出せず、つい、「送ると全部詐欺になるやつください」といったところ、無事、レターパックを出してもらえたというもの。
もう一つは、別の方の、おばあさまとの思い出。あるものが食べたいとおばあさまがおっしゃられ、ヒントがいくつか出てきました。「かしわの天ぷら」「店の大将が外人さん」「テレビに出てる」などなど。そうして、無事にケンタッキーに連れて行ってあげたそうです。
思わず笑ってしまうエピソードですね! 親切な郵便局員さん(慣れてた?)ですし、すばらしいお孫さんだと思います。そして、ぼくが思ったのは、これはAIでは判断するのがきっとむずかしいだろうな、ということです。こういう反応が過去にあったと入力すると、次からはできると思いますが、また、ちょっとおどろくような質問が出たら、答えられないのではないかと思います。
人間だからできるといっても、だれでもかんたんにできるとまではいえないですよね。郵便局の人は、誠実な仕事ぶりと、親切な心があったからできたのだと思いますし、お孫さんは、なんといってもおばあさまへの愛情がヒントになったのではないかと思います。国語の授業のときによくいうのですが、相手に対する想像力がないと、こういうときになかなか正解は出せません。人と人とのつながりのよさ、すばらしさも、国語の授業では教えられたらいいなと思います。