ある新聞の投書欄です。ものすごく本が好きな女の子のお母様からでした。とにかく本に夢中で、ずっと読んでいます。それほど好きならと本人の意思を尊重していたのですが、学校の先生から、休み時間も一人で本を読んでいるので心配していると言われ、このままでいいのか悩んでいるというものでした。そして、その投稿にこたえる返信がいくつか紹介されていました。見守ってあげてほしい、そのうちに友人はできる、本好きの子の活躍の場を作りたい、むりやり声をかけて後悔した、など、年齢、立場のちがう意見が載せられていました。
たしかに、もうめちゃくちゃ本好きの子いますね。どこへ行っても本を読んでいる子。でも、学校の休み時間も一人で本を読んでいるのが心配だというのもわかります。たまには、ほかの子と遊んでみようよ、と誘っても、むりやりだと、どちらにとってもあまり楽しくならないかもしれません。クラスに同じくらい本好きの子がいればまたちがうのでしょうか……。これが、本ではなく、ゲームや、YouTubeに夢中だと、また、ちがう心配になりそうです。
むずかしいですね。ぼくも子どものころから本が好きでしたが、休み時間に一人で読むというほどではありませんでした。休み時間はいつも外で遊んでいました。つきあいでやるとかではなく、大喜びで。でも、図書室の本もよく借りていて、けっこうほかの子もたくさん借りていましたから、わりとうまくどちらも楽しんでいたのかなと思います。
まあ、でもやっぱり、本を読むのが好きというのは、すばらしいことだと思います。お勉強に関してもよいですし、集中力や、持続力なんかも身につくように思います。作文などで自分の意見を書くときにも、読書の蓄積というのはいろいろな面で役に立つようです。そんなに夢中になって読んでいるのなら、読めるだけ読ませてあげたら、と思ってしまいますね。また、成長すると、いろいろと変わることもありますし、変わらなくても、それで自分の道を見つけられれば、とてもよいことだと思います。そういう子と本について話すのはとても楽しいですし。本は大人になっても楽しめる一生の友達だと思います。NEWSでも、本の好きな子が楽しんでくれるイベントなどできたら楽しいかも。ちょっと考えてみたいと思います。