新聞に宮城県女川中学校についての記事が掲載されていました。あの日の3月11日に津波による大きな被害があった場所です。そこの中学生たちが協力し、避難場所に石碑を建てたのだそうです。寄付を募ったり、思いに共感してくれた石材店が石代を無料としてくれたり、といった実現までの過程や、生徒たちの思いなどが書かれていました。
碑文に書かれたメッセージは中学生が考えたそうです。その要約が載っておりましたので書かせてください。
これから生まれてくる人たちに、あの悲しみ、あの苦しみをあわせたくない! その願いでこの碑を建てました。絶対に移動させないでください。大地震が来たらこの碑より上へ逃げてください。逃げない人は無理やりでも連れ出し、家に戻ろうとする人は絶対に引き留めてください。今、女川町はどうなっていますか? 悲しみで涙を流す人が少しでも減り、笑顔あふれる町になっていることを祈り、そして信じています。
中学生のみんなの心が言葉から伝わってきます。千年後まで女川町に笑顔が続くことをぼくも祈り、信じます。
NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕