NEWS作文倶楽部に通っている生徒さんに、ずばり『作文倶楽部』をテーマに書いてもらいました。やらせではありません! 中学受験準備のため一足先に作文倶楽部を卒業する子に、最後の思い出として書いてもらったのです。ぼくは本当に何もいっていないのですが(それはそれで指導者として問題ですが)、ぼくが教えたいと思っていることが書かれているように思いましたので、作文倶楽部の、そしてNEWSのご案内として、ご紹介したいと思います(一部省略。修正はしていません)。
作文クラブで習ってよかった
私はNEWS作文クラブでじぶんの考え、自分の体験を書くことを教わりました。最初は文章の思ったことだけをかけばいいと思っていましたが、自分の考え、自分だったら~、自分の体験を文章中にも取り入れることを教わり、作文がだんだん上達してきました。他の人にも分かりやすいような文章をかくために自分のことを入れて説明しました。
私が六年生になっていたらいいなと思っているのは感情を自分で読みとることです。「ごんぎつね」の感想文をかいた時に兵十、ごんの気持ちが全然わからなかったからです。ですが、場面を読みとると気持ちもわかると教わり、主人公の気持ちや、現実では友達がどう思っているのかを読みとることができました。気持ちがわかると本の意味もわかってきて、本を読むことが楽しくなってきました。
六年生でチャレンジしたいのは記述です。○○のテストの記述は毎回全然できていませんでした。○○のテストの記述は何をかいていいかさっぱりわからないで困っていました。けれども、「有松の庄九郎」の感想文をやって文章から読みとること、読みとった文章を自分でまとめることを教わりました。○○のテストの記述では大事なことだけを読みとり、まとめるように心がけました。なので、○○のテストの記述が時々できるようになりました。○○のテストの記述は五年生では時々だったけど六年生では毎回にしたいです。○○のテストの記述は百字以上というたくさんかかないといけない時もあります。なので、長文にもなれて記述がスラスラと解けるようになりたいです。記述が書けなかった昔に比べて、今は進歩していると思います。これからは、記述を得意にして、もっと進歩し続けたいです。
○○のところには、よその有名塾さんの名前が入ります。本当の作文では堂々と実名表記でしたが、ここでは○○にさせてもらいました。NEWSはよその塾さんのフォローもよく行いますので、けっこうこういう作文を書く子も多いのです。知らず知らずぼくもよその塾さんのテストに詳しくなってきたりしています。
さて、非常に前向きな姿勢がすばらしい作文だったと思うのですが、作文の授業の中でも特に読書感想文に触れているのがうれしいですね。読解と記述、それを自分に当てはめて考え、そこから書くことなど、ぼくがいつもいっていることが浸透しつつあると思いました。また、時々できるようになりました、と素直に書くのも、ぼくはとてもすごいと思いました。こういうことを書くのを嫌がる子が多いです。この壁を越えると、ぐっと表現の幅が広がるのですが……。よく書けました。
この生徒さんは作文は卒業しますが、引き続き国語の勉強の指導はしますので(たくさんのコースがあり、時期や興味、目的によっていろいろな選択できるのがNEWSのよいところです!)、よりダイレクトに問題を解くための指導につなげたいと思っています。○○のテストでもよい点を取れますように! でも、もっと大事なことは、自分で『できる』という喜びを知ることです。その喜びほど、子どもたちを(たぶん大人も)成長させるものはないと思います。NEWSが少しでもたくさん、そういう喜びを与えられる場であるように、これからも指導していきたいと思います。
NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕