早いもので、もう12月も中旬で、今年も残すところあとわずかとなりました。中学受験をされる6年生のお子さんのいるご家庭では、来年の試験で出題される可能性の高い、2019年の十大ニュースなどを思い返したりしているかもしれません。
今年もいろいろありましたが、なんといってもいちばん大きなできごとは、令和改元ではないでしょうか。生前の交代も202年ぶりのことだとか。そして、令和の由来となった『万葉集』も、問題に出てきそうです。
いつも校舎で(永遠の)25歳とか26歳とか、日によって適当な年齢を子どもたちに言っていますが(どうして子どもたちはあんなに年齢を知りたがるのでしょう?)、まあ、本当は思い切り昭和の生まれです(子どもたちには内緒でお願いします。)。そう考えると、時代としては2つ前の人間なのですね。昭和生まれのぼくからすると、明治時代の人となります。自分からすると、さすがに明治生まれの人となりますと、歴史上の人物みたいな印象となりますが、そのうち、令和生まれの子どもたちがどんどん大きくなっていきますと、昭和生まれの人間もそういう印象になってしまうのでしょうか? やれやれという感じですね。まだ令和がはじまったばかりですから、いまからそんなこと気にしていても(?)仕方が無いですが、2つ前の世代というのは、我ながらちょっとおどろきでした。
そこで、ふと思いついたのが、ラグビーのことです。ラグビーのワールドカップも今年の大ニュースですが、その秀逸なコピーに、『4年に一度じゃない、一生に一度だ』というものがありました。実際は今大会の大盛り上がりのため、20年後、30年後を目指してワールドカップの再誘致をしようという機運が盛り上がっているようです。そうなると、いまの平成の子たちにとっては、一生に二度だ、ということになるので、うらやましいですね。もちろん、ぼくも元気に見るつもりです! さすがに東京オリンピックは一度目を見ていないので、ラグビーのワールドカップは二度見て、そのころの若者たちに、前の大会がどんなにすばらしかったかを自慢したいと思います。
令和、ラグビーのほかにも、今年は、台風の被害、消費税10%、首里城火災、はやぶさ2、香港問題、ノーベル賞受賞などなど、いろいろなできごとが起こりました。来年は、災害などなく、いいニュースがたくさんあるといいのですが……。