サッカーのワールドカップもとうとう終了ですね。このコラムは、決勝戦の前に書いておりますが、どうなりますでしょうか。ドイツが有利のような気がしますが……。といいましても、ぼくは、その前のあの衝撃的な点差になりましたドイツ対ブラジル戦はブラジルの勝利を予想し、その前のコロンビア対ブラジルはコロンビアが勝つのではと生徒と話し、その前のコロンビア対日本の試合では(もちろん?)日本が勝つと予想しておりましたので、今回もぼくの予想はまったくあてにはなりません。いい試合になってほしいと思います。ちなみに、NEWS大泉学園校、NEWS大宮校、NEWS板橋校でイングリッシュコースを担当しているピーター先生もドイツを予想しておりました。
さて、今回のワールドカップ、試合の前の盛り上がりの中で、ひとつうれしいものがありました。ずいぶん前に終了した漫画『シュート』が十年以上ぶりに週間少年マガジンに読みきりで1回載ったのです。主人公たちが大人になり、プロサッカー選手となってブラジルとワールドカップの決勝を戦うという設定になっており、いまから考えるとちょっと、むむむ……という感じですが、昔の登場人物たちがたくさん出てきて、うれしい気持ちで読みました。その漫画の中でくりかえし出てきて、今回の復活漫画でも当然のように出てきたせりふがあります。
主人公のトシが、昔キャプテンに聞かれ、今回はトシが若いプレーヤーに聞いていました。この漫画の登場人物たちは、全員、当たり前のように「はい!」と答えます。では、トシがこう聞いたらどうでしょう。
こう聞かれて、「はい!」と答える子はほとんどいないと思いますが、どうしていないのでしょうか? 本当にいないのでしょうか? 小学校低学年の子たちの授業をするとき、漢字を覚え始めた子たちの目の輝き、九九をいえるようになったとうれしそうにいう子の顔などを見ると、みんなきらきらしています。新しいことを覚える喜び、いままでできなかったことができるようになる喜び、これらは、試合でシュートを決めるのと同じくらいうれしいことのはずなのです。だって、みんな本当にうれしそうなのですから!
いつのまにか覚えることが多くなり、つまらなくなってしまうのでしょうか。でも、嫌いなだけ、いやなことだけではない、ということもNEWSの先生は知っています。たとえば、個別進学教室のコースの子たちは、中学生、高校生も多いのですが、自分からテスト前は自習に来てくれます。苦手な教科や単元を指定し、多めに授業を入れたり、先生に聞きにくる子もたくさんいます。先生がいうからではなく、自分で考えて行動するのです。テストでいい点数を取りたいということはもちろんですが、勉強することそのものへの意欲が感じられるときも多々あります。
たぶん、それは、NEWSがもともと『好き!』の集合体であることから生まれるものなのではないかと思います。絵が好きだから、科学が好きだから、新しいことが好きだから、チャレンジすることが好きだから……、NEWSに来る、そして、勉強にも同じ気持ちで向かっていく、そんな子がNEWSには多いように思います。もうすぐ夏休みです。今年もNEWSで新しい何かを探してほしいと思います。たくさんの『好き!』を見つけましょう! 妖怪、好き? 化石、好き? ほかにもいっぱいありますよ。いつか、好きな勉強も見つかりますよ!! そうそう、ぼくらのグループには、サッカー・スクールもあるんですよ。ご存知でした? こういうところも、ぼくらが『好き』の集合体だという感じがするのですがいかがでしょうか? たくさんの子どもたちに今年の夏もめいいっぱい楽しんで、めいいっぱい学んでほしいと思います!! どうぞNEWSに来てください! お待ちしてます。
漫画の『シュート』に関してはもっと好きなせりふがあるのですが、あまりマニアックになるのもどうかと思いまして心苦しいですが(?)ここまでにしておきます。我慢できずにFacebookに書いてしまうかもしれませんが、そのときはどうぞあたたかく見守ってやってください……。
NEWS板橋校室長
三木 裕