とうとう9月20日からラグビーのワールドカップがはじまります。四年前の興奮を思い出し、連日わくわくどきどきしております。自分が試合に出るわけでもないのに、なぜこんなに緊張するのでしょうか?
前回はすばらしい試合をしましたが、ほんのわずかの差で決勝トーナメントにはすすめませんでした。あれからずっと悔しさをバネに鍛え上げてきた、選手たちのがんばりが楽しみです。今回はぜひ予選リーグを突破してほしいと思います。
ただ、今回は日本での開催ということで、試合の時間がちょうど授業の時間と重なったりしてしまうのが無念です。前のときは遅い時間だったので見られたのですが……。日本開催ゆえに見られないのはなんとも残念ですが、こればかりは仕方がありません。念力だけ送って、日本の勝利を応援したいと思います。
このところテレビでもラグビー関連のものが多く、ぼくもドラマ『ノーサイド・ゲーム』を毎週見ていて、そのつど号泣しておりました。いまでも主題歌が聞こえてくるだけで自然と涙腺がゆるみます。他にも、ドキュメンタリー番組など多く、懐かしい選手のプレーなどを見ることができました。その中で新日鉄釜石という社会人ラグビーのチームが日本選手権で七連覇したときのものなどもありました。もうかなり古い話ですが、いまあらためて松尾選手のプレーなど見ると、本当にすごい選手だったんだなと思いました。
その新日鉄釜石チームの七連覇ですが、かなりきわどいものでした。(社会人大会の)準決勝の試合が引き分けだったのです。サッカーだとPK戦がおこなわれて勝敗を決めるのですが、ラグビーは抽選で決めるのですね。本当に運がいいチームだけが上に行くわけです。試合が終わったら、あとはお互いを称えるだけというラグビーの精神の表れなのでしょう。潔いですね。現在のルールでは、同点でも、トライ数などいろいろな要素で勝敗を決めるので、めったに抽選はおこなわれないようです。ファンの気持ちなども考えると、そうせざるを得ないのかなとも思います。ただ、あらゆる要素がまったく同じ場合は、やはり抽選になるようです。
決着のつかなかった試合の健闘を称え、最後は抽選にすべてをゆだね、あとは握手をして、勝ったほうに次の試合の勝利を託す。古き時代のおとぎ話のようでもありますが、ラグビーの世界では、それがずっとつづいていたのでした。今回のラグビーワールドカップでも、きっと、すごいドラマが待っていると思います。楽しみで仕方が無いですね!