ただいまNEWSではサマースクールの内容決定に関して最終段階まで来ております。今年もたくさんの企画をご用意できそうです。6月初旬を目標にパンフレット等も作成に入ります。どうぞよろしくお願いいたします!!
NEWSのみんながそれぞれの企画を担当し、いろいろと準備を始めているわけですが、ぼくはその内の一つとして、毎年恒例の全国読書感想文コンクールの課題図書のNEWSおすすめの本の選定を行っております。また決定いたしましたら、こちらのコラムでも発表したいと思います。もう少々お待ちくださいませ。まだ全部の本を読んではいないのですが、いまのところかなり今年の本は難しいかも……という気がしています。学年の割に文章量が多い、あるいは逆に極端に少ない、かなり興味の対象が限定される本、男子、女子どちらかにのみ好まれそうな本などが、目立つように思いました。感想文は書きにくいかも……。これから一通り読んで、じっくり決めたいと思います。
高校生の課題図書の中に、ノーベル平和賞を受賞されたマララさんの本が入っておりました。昨年のウインターで行った平和について書いてみようという作文倶楽部の小論文講座のために、ぼくも読んでいた本でした。あの感動的なスピーチからもう半年以上もたつのですね。早いものです。一歩でも半歩でも、ほんのつま先だけでも、世界は平和への道を歩めているのでしょうか。心もとないような気がしますが、大人から歩き始めなければいけませんね。高校生の子が読書感想文を書きたいときは、個別進学教室の国語として指導していますが、今年申し込んでくれる子がいたら、もう一度、マララさんの本を読んで、いっしょにいろいろと考えてみたいと思います。
課題図書の豆知識(?)をひとつお教えしましょう。同じく高校生の本として選ばれている『希望の海へ』の作者マイケル・モーパーゴという方をご存知でしょうか。この作者、いろいろな出版社から、いろいろな学年で、これまで何回も課題図書の選ばれておりまして、おお、今年もか、と思いました。NEWSのおすすめにも何度か選びました。おもしろいお話を書く作家ではありますが、こう何度も選ばれるのは、ちょっと不思議ですね。日本の読書感想文課題図書を意識して書いているはずはないと思いますが……?
また今年の読書感想文も楽しみです。でも、その前にまだ読んでいない課題図書を読まなければ……。がんばります!
NEWS板橋校室長
三木 裕