テレビでハリー・ポッターの映画を続けて放映しているようで、それを楽しみにしている子が多いのが、少々、意外でした。金曜日に来ている子たちの何人もから、今日の夜が楽しみとか、早く帰らないととか、聞きました。小学生から中学生くらいの女の子が特に多かったです。三木先生も見て、とたくさんの子にいわれましたが、授業時間と重なっているので……。ごめんね。
ハリー・ポッターの大ファンという子から、今度、続編(番外編?)が出るので楽しみと聞いたのですが、本当でしょうか? ハリーではなく、ライバルだった男の子が主役とか、映画もできるとか、かなり具体的に聞いたのですが……。
USJでのハリー・ポッターのアトラクションが大人気というのは聞きますので、その影響も多いにあると思うのですが、今回の子どもたちの様子から、いまでも原作の人気が高いのに驚きました。ちゃんと最後まで読んでいる子が何人もいます。細かいところまで覚えていて、映画との違いなどにも詳しいです。おもしろい本というのは、そのおもしろさゆえにスタンダードになっていくのですね。おとなが強制的に読ませても、なかなかこうはいきません。
かいけつゾロリやアンパンマンやマジックツリーハウスなど、子どもたちに人気のある本には、やはりなにかがあるようです。人気のある本は圧倒的に人気があり、似ているようでも、まったく読まれない本もあります。その秘密を知りたいと思いますが……。子どもたちの嗅覚としかいいようがない気がします。
もし本当に書かれるとして、ハリー・ポッターの続編は、子どもたちを熱狂させるでしょうか? まず子どもたちにおもしろかったかどうかを聞いてから、読んだほうがいいかもしれませんね。
NEWS板橋校室長
三木 裕