今年もノーベル賞の発表が行われております。日本人の受賞者も2名も出ましてうれしく思いました。
そして、いろいろとテレビを見たり、新聞を読んだりしたのですが、ノーベル医学生理学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智博士のことばが特に印象に残りました。世界中の子どもたちを救った業績はもちろんすばらしいのですが、受賞後のことばもまたすばらしいものでした。有名になりました微生物のついてのものです。
「何か賞を取ろうと思って仕事をしているわけではなく、世の中の役に立とうと思って必死でやってきましたが、まさかノーベル賞という結果になるとは思わなかった」
お人柄がうかがわれることばです。受賞後すぐになかなかいえないことばではないでしょうか。大村博士がアフリカの子どもたちに囲まれてみんな笑顔の写真をテレビで見ました。子どもたちのうれしそうな顔が博士のお人柄をうかがわせます。
「祖母から「人のためになることをしなさい」と言われ続け、分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきた」
これらも大村博士のおことばだそうです。科学者だけに当てはまるものではないですね。塾の先生もそういう気持ちでなければいけません。ノーベル賞のおかげで、また新しい、これまで知らなかったすばらしい人を知ることができました。来年の発表はまだ早いですが(!)それも楽しみです。
NEWS板橋校室長
三木 裕