今年の4月に行われました全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されております。国語、算数(数学)、理科の3科目を、全国の小学6年生、中学3年生が解きます。知識力を問うA問題、課題解決のための知識活用力を問うB問題で構成されています。都道府県別の正答率、各問題の正答率など公表されるわけですが、この調査ではテストとともに、生活習慣や学習に取り組む姿勢などのアンケートもいっしょに行われ、それらの結果も公表されました。
それらの中で、たとえば以下のようなものが、大きく数字に差が出たようです。
・ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがありますか?
数学Aの正答率 | あると答えた人 | 66.5% |
ないと答えた人 | 54.5% | |
数学Bの正答率 | あると答えた人 | 43.9% |
ないと答えた人 | 32.5% |
・友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができますか?
国語Aの正答率 | あると答えた人 | 77.1% |
ないと答えた人 | 64.9% | |
国語Bの正答率 | あると答えた人 | 67.4% |
ないと答えた人 | 52.6% |
なにかをやり遂げた喜びにより、達成感を知り、数学の問題もがんばれる。あるいは、他人の話を聞く力がある子ほど、読解力もある。といったような(かなり大雑把ですが)傾向があるのでしょうか。
他にも、休日に勉強をする子の時間が長いほど数学Aの正答率が高くなるデータや、逆にふだんゲームをする時間が少ないほど国語Aの正答率が高くなるデータ、社会の出来事に関心のある子ほど同じく国語の正答率が高くなるデータなどあり、興味深く読みました。休日の勉強時間の長さと、ゲーム時間の短さは、1時間ごとにくぎってデータを出していますが、正答率と見事に正確に比例しているので驚いてしまいました。
みんなちゃんと正直に答えたの? という疑問もないことはないですが、データの数が圧倒的に多いですから、誤差は少ないのかなと思います。
いろいろ示唆に富む面白いデータが多かったですが、データはあくまでも、データでしかありません。ものごとを最後までやり遂げるようになるためにはどうすればいいのでしょうか、人の話を聞くようにするためにはどうすればいいのでしょうか、どうすれば休日にゲームをしないで勉強をするようになるのでしょうか、という質問の答えはもちろん載っておりません。では、その答えはどこに? ひとことでいいますと、(みなさま予想されたと思いますが)NEWSへ来てください! ということになります。
NEWSにはお勉強だけではなく、たくさんのコースがあります。そして、多くの生徒さんが、勉強とそれ以外の両方のコースを取ってくれています。感性ピカピカコースで何度も何度も油絵の具を重ね塗りをしてすばらしい作品を仕上げた子、書き方コースで賞を取るくらい練習をくり返す子、そろばんの段を目指してがんばっている子たちなど、いろいろなコースで、達成感を味わった子たちは、お勉強でも集中力を発揮してくれます。サイエンス、ロボットコースは、好きな子たちが集まってきますが、ちゃんと先生の話を聞かないと、上手にできないということを毎回の授業で学びます。定期的に読書感想文の授業を行う作文倶楽部の子たちも、そのつど人の気持ちを考える練習をしているともいえるでしょう。ゲームをやめて勉強をするためには……、なによりも勉強することが楽しくなければなりません。ゲームよりもおもしろい勉強なんてあるでしょうか?
それをみんなといっしょにさがすのがNEWSです。さがす方法や、さがす場所は、とにかくたくさんあります。きっと、NEWSでなら見つかります。一度NEWSに来てみませんか? 待ってます!
NEWS板橋校室長
三木 裕