今年の都立高校の国語入試問題の物語文は伊集院静氏の小説でした。何年か前にも都立高入試で出ていましたね。もうずいぶん前から、高校入試問題、また中学受験でも良く出題される作家さんです。都立の中高一貫校の入試問題でも使われているときがありました。
どうしてよく出題されるのでしょうか? 少年が主人公、先生が主人公という作品があるからでしょうか? 読みやすさ? お話のおもしろさ? 問題を作る人の好み? みなあてはまりそうです。
今回使用された物語は、男の子よりも上手くカーブを投げる女の子と、その女の子の生意気な口ぶりに反発しつつも、つい素直に教わってしまう男の子が出てくるお話でした。おもしろかったです。つづきが気になる物語でした。中3生のみんなは、ちゃんと読めたでしょうか?
今回の都立高入試の国語は記号問題が増え、全体的に少しかんたんになったかな? という気もしました。ただ、200字の作文もありますし、漢字も古典も出ますから、しっかりと対策をしないといけないことはいうまでもありません。古文の歴史的仮名遣いなどの基本も1問で5点ですから、絶対に正解しないといけないですね。2020年の大学入試改革(今年の中3生の世代はまだちがうのですが)の問題もあり、今後、記述の要素は強まることは間違いないですから、逆に、取らなければいけない問題は、確実に取っておくということも意識しないといけないと思います。
いま中学2年生の諸君! あと1年なんていっていたらあっというまですよ! しっかり勉強していきましょう!
NEWS板橋校室長
三木 裕