2020年問題といわれる、大学入試改革(実施は2021年1月)に関して、いろいろなところで議論がされております。もうそれほど先の話でもなくなってきました。いまの予定では、現行の大学入試センター試験が廃止され、新たに「大学入試共通テスト」が導入され、数学と国語では、記述式の問題が3題ずつ出題されることになっています。これまでの、知識優先の問題ではなく、本来の読み書きの能力を高めようという意図が感じられます。
もちろん、改革は2020年でぴったり終わるものではなく、改善されたり、修正されたりしていくものですが、検討段階のものとしては、2024年度から地理、歴史や公民、理科などでも記述式が導入する、という改革も文科省は検討しているようです。すでに発表されている国語や数学の問題でも、複数の資料を統合して解く問題や、全体の文脈を把握して解く問題など、思考力や判断力が問われる方向へと、出題の傾向は変化しているようですので、当然、理科・社会に関しても、同じような方向へと向かうと思われます。
実際に2025年1月に実施されるかはまだわかりませんが、おそらく近いものにはなるでしょう。いまの小学生くらいのお子さまがちょうど大学入試を受けるころになります。2020年度以上に、読解力、記述力が必要になることはまちがいないと思います。
ですからどうぞNEWSに来て、読解力、記述力を! ……といいたいところですが(もちろんその気持ちは大きいですが)、2020年度の入試問題も実際のところを見ないとまだなんともいえません。また、実施したあとも、いろいろ問題が発生することも多々ありそうです。2024年度となれば、まだまだどうなるかわからないです。ですが、読解力、記述力はやはり生きていく上でとても大切なものです。勉強にとっても、将来仕事をするときにも、必要なものです。その力をつけるためには、こつこつと続けることが大事な気がします。個別のスタイルで勉強の指導を行うNEWSの強みがそこなのかなと思います。受験の結果を受けて、中学、高校までずっと指導ができるからです。今年のサマースクールでは、そういったことも、より強く意識して、指導をしていければと思います。