いま、教育の世界でも、将来のAI時代に関して、さまざまな議論が起こっています。いまから十年後、いまの子どもたちが社会に出るころ、どのような仕事が残り、どのような仕事がAIに取って代わられているでしょうか。よくいわれるのが、定型の業務はAIに代替される可能性が高いこと、そして、ひらめきが求められる仕事や臨機応変な対応が必須の仕事は、将来も人間が担うであろうという予想です。
なるほど、という気もしますが、では実際にどのような能力が必要なのでしょうか。もうありとあらゆるところにいろいろな意見が載っていて、どれも正解のように思えるのでやっかいです。ぼくもいろいろな文章を読んでみましたが、その中で、次の2点が、よく取り上げられているように思いました。
(1)芸術的感性
アーティストとして作品を生み出すことができれば、AI時代はまったく関係ありません。しかし、いつの時代であっても、芸術家として生きていくのは大変です。AI時代になって逆に生きていきやすくなる可能性もあるかもしれませんが、ごく一部の人間だけでしょう。ただし、これからの時代は、どんな仕事をするにしても、その中で『芸術的感性』が求められることになりそうです。それこそ、AIにはできない仕事だからです。自分の感性を、他人にもわかるように表現する力といいかえることができます。AIではできない仕事ですね。
(2)リーダーシップ
これも幅広い解釈ができる言葉でありますが、人間はもちろんのこと、うまくAIすらも使いこなせる能力が必要かと思われます。基本的に、AIは命令がなければうごきません。また、人間も、組織として大きなことを実現するためには、だれかが指揮を執らなければなりません。そして、リーダーシップを発揮するためには、芸術的感性と同じように、自分のやりたいこと、目指すことを、言葉でわからせる能力が不可欠であると思います。背中で引っ張るとか、黙って仕事を見ろ、なんてリーダーも実際には多いと思いますが、もうそれだけでは厳しい時代が来るのでしょう。黙って仕事をするだけでしたら全部AIに取って代わられてしまうかもしれません。
この二つの力を高めることが、将来のAI時代を乗り切る鍵になるかもしれません。ということで、ぜひNEWSに来てください! まさに時代が求める力を高めるために、NEWSの各コースができたと思うのです。絵画・工作、まんが、ロボット、書き方などのように、直接、芸術的な感性を養うコースもたくさんありますし、6つのチカラコースや、イングリッシュ、作文、将棋など、リーダーシップばかりでなくコミュニケーション能力を高めるコースも多くあります。そして、それらのコースを同時に、複数とることにより、より大きな効果をあげることができます。それが同じ場所でできるのがNEWSです! ぜひいろいろ体験してみてください。
AI時代に必要な力として、もう一つとても重要なものとして、『読解力』に関しても書こうと思ったのですが、長くなりましたので、次回のコラムに書きたいと思います。また次回のコラムもぜひご覧ください!