NEWSのスプリングスクールがはじまっております。今回もたくさんの生徒さんにおいでいただいております。ありがとうございます!
スプリングスクールは、4/4(月)までとなります。
4/5(火)~4/7(木)はNEWSはお休みとなります。
4/8(金)から通常授業が始まります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、いきなりとてもあたたかくなり、桜も満開となっております。春ですね! 4月の作文倶楽部の高学年用の授業も、春について書いてもらいます。
花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは。雨にむかひて月をこひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほ哀に情ふかし。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見所おほけれ。(徒然草第137段)
どちらも、春について書かれた有名な古典です。作文倶楽部のみんなへの教材として用意しました。日本語ではありますが、読みにくいですね。でも、内容はどうでしょう? 満開の桜よりも、これから咲きそうな様子や、散って、しおれている庭のほうがいい……? とか、簾をおろして春がきたのも知らないのもいいものだ、なんていっています。みんなの感想が聞きたいですね。
春に限らず、季節の移ろいを実感したり、文章にしたりすることは、とくに小学生の生徒さんにはむずかしいかと思いますが、作文倶楽部の授業で、ぜひ挑戦してほしいと思います。保護者の方へお渡しするお手紙に、このように書きました。『季節感を意識することは、言葉の表現を豊かにし、深い情感を得ることにつながります。環境問題を意識するきっかけにもなりますし、国語の問題でも季節感の欠如で随筆問題などを落とすことも少なくなるでしょう。実感として季節を味わうための意識付けとしても、重要な授業ではないかと思っております。』作文倶楽部の授業では、意識して、このように五感を使って書く授業を増やしています。作文や、国語の上達はもちろんですが、豊な人生を送るための一助となることを願います。ただ、最近は子どもでも(ぼくもですが)花粉症の子が多く、春にならないでほしい! という子も多いですので、枕草子の時代とはまたちがった趣があるかもしれません。遠慮せずに、そういう気持ちも書いてほしいと思います。
NEWS板橋校室長
三木 裕