平昌オリンピックがはじまり、毎日熱戦が繰り広げられています。最終日まで応援していきたいと思います。今回は午前中と、夜遅くの中継が多いようで、ライブ中継で見やすいので、メダル獲得の瞬間も見られて、感激しています。
個々にいろいろ思ったことはありますが、今回はジャンプのことについて書いてみたいと思います。高梨選手の銅メダルは、彼女が飛ぶまでどきどきしました。平昌は風が強いようで、競技が中断したり、ゲートを上げたり下げたり(点数が変わってきます)と、選手もやりづらいだろうな、と思われる環境でした。そして、運の要素も大きいようですね。屋外競技ですからなかなか全員が同じ条件というのはむずかしいにしても、いい風と悪い風で、一気に順位が大きく変動してしまうというのは、ちょっとどうなんだろうと思ってしまいます。でも、選手のみなさんが受け入れているルールなのだから、ぼくがどうこういえるものではないのですが……。
女子のジャンプは、結果的に上位3名は実力通りとなったようですが、風に泣いた選手も多かったと思います。もちろん、どういった条件でも自分の実力を出すということがまずすごいわけで、実力を出せた高梨選手や、スピードスケートの高木選手の、四年越し、八年越しというドラマが、見ているこちらにも伝わり、いっしょに泣いてしまいます。悔しい思いもあるはずなのに、真っ先に高梨選手に泣きながら抱きついていった伊藤選手にも、もらい泣きしてしまいました。今後の試合も楽しみです。
ジャンプの風といえば、追い風のときよりも、向かい風のほうが、よく飛ぶそうですね。なんとなく逆のような気がしますが、ジャンプではそうなるのだそうです。そこで、唐突ですが、『スケット・ダンス』というマンガを思い出しました。前に週刊少年『ジャンプ』で連載されていましたが、それは関係なく、その中にでてきた歌詞を思い出したのです。
キミの夢が叶うのは
だれかのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
飛べなくても不安じゃない
地面はつづいているんだ
好きな場所へ行こう
キミならそれができる
夢を叶えるための留学に不安になっている友達をスケット団のメンバーがこの歌で後押しするのでした。
運だけではなく、人生には、追い風も向かい風もあります。ときには、向かい風と思えたことが大きな飛躍につながることもあります。あえて向かい風に挑む勇気が必要なときもあるでしょう。NEWSの子たちにも、そんなことを伝えられたらな、と思います。