2021年1月から始まる予定の大学入学共通テストに関して、全国の大学を対象に行った調査の結果を見ました。これまでのマークシート式のセンター試験に代えて、国語と数学で記述式の問題が導入されます。そのことに関してのアンケートです。
662大学の回答です。
○記述式問題は必要か。
大いに必要 | 10.1% |
必要 | 55.7% |
2/3の大学が必要と答えています。
ただし、実現できるかどうかのアンケートでは以下の結果になります。
○記述式問題の実現の可能性は。
高い | 5.9% |
可能 | 55.0% |
厳しい | 31.0% |
かなり厳しい | 4.8% |
1/3以上の大学が厳しいと考えているようです。
記述式の問題は必要ではあるが、できるかどうかはまだ懸念がある、という感じでしょうか。受け入れる大学側の戸惑いも見受けられますね。
まだ2年あると考えるか、もう2年しかないと考えるか、さまざまだと思いますが、もう対策をしている学校や塾もありますので、準備をする必要はありそうです。実際に、新方式の模擬テストを受けた高校生の意見もべつの記事で見つけましたのでご紹介します。
「今回のテストは情報の取捨選択をして適したものを導き出せるかを問うていると思う。教科書や参考書だけを勉強していると、知識を他の人に伝える機会が少なく、悩むことになると思います。」
「今回の問題の方が今の社会で求められる力を問うているので、いいと思う。」
「人にいっぱい伝える経験をしたほうがいい。情報を吸収するだけでなく、発信する機会を持つのがいいと思います。」
さすが、高校生の意見はリアルですね! なんとなく、求められているものがわかる気がします。ただ、それをどうやって勉強すればいいのか? どんな準備が必要なのか? となると、やはりむずかしいかもしれません。NEWSの個別教室で勉強をして、NEWSのさまざまなコースで自分の好きなことを通してぴっかぴかに感性を磨くこと。たぶん、それがいまの子どもたちに必要なことのような気がします。大学入試問題の情報に関しては、これからも注意していきたいと思います。