NEWSサマースクールは終了いたしましたが、まだまだ外は暑いですね。その中で台風が来たり、急にものすごい雷雨になったり、落ち着かない毎日です。体調などくずされませんようお気をつけください。
さて、外の暑さをふきとばす熱い戦いがブラジルで行われています。寝不足に注意すれば、わりとライブで見られる競技が多く、連日楽しんでおります。卓球女子チームの銅メダルは感激しました。決まるまでは、どの試合もハラハラどきどきでしたが、最後の最後で伊藤選手が高校生とは思えぬ落ち着きでしっかり決めて、選手たちといっしょに大喜びしました。三人の個性がそれぞれ生かされ、気配りと笑顔でひとつになり、もちろん厳しい練習による実力で、どうどうメダルを取ったすばらしいチームでした。
卓球の試合を見て気が付いたのですが、エッジボールというテーブルのふちに当たってしまうボールや、ネットに当たってぽろりと入ってしまう、運としか思えないボールで点を取った選手は、相手に軽く手をあげて、ごめんね、みたいな感じであいさつをする習慣があるのですね。試合を左右する大事な場面でも出ることがあり、どちらに出るかはまさに運としかいいようがないですが、選手同士も、すばらしいプレーヤーであるからこそ運だとわかるので、そういう相手への敬意を表す習慣が生まれたのでしょう。見ていて、いいなあと思いました。
相手への敬意といえば、男子体操のベルニャエフ選手のインタビューも感動しました。個人総合で、最後に内村選手に抜かれてしまった銀メダルの選手です。ベルニャエフ選手の最後の鉄棒の点数が低く、そのため内村選手がトップになったことに対して、海外の記者が、内村選手にいじわるな質問をしました。審判のひいきではないか、みたいな質問です。実際には、その両者の鉄棒の点数は納得のいくフェアなものだったということですが、淡々とうけながした内村選手にかわり、なんとベルニャエフ選手がその質問に怒ったそうなのです。
なんとかっこいいではないですか! すばらしいアスリート同士としての敬意が出ております。その後、種目別の競技でベルニャエフ選手も金メダルを取りました。男前ですね。
四年後には東京オリンピックが行われます。まだぜんぜん想像がつきませんが、世界中からまたすばらしいアスリートたちが集まって、最高のパフォーマンスを見せてくれるはずです。いまの小学生、中学生、高校生の子たちも出ているはずです。どんな大会になるか楽しみですね。ただ、とりあえずいまはまだ残っている競技を楽しみたいと思います!
NEWS板橋校室長
三木 裕