将棋の永世七冠を達成した羽生善治竜王に、国民栄誉賞を授与する検討に入ったというニュースが流れてきました。羽生七冠と、囲碁の井山裕太七冠も同時に受賞されるかも、とのことですが、検討に入ったことをニュースにする、というのは、検討に入ったら、もう間違いなく受賞ということでいいのでしょうか? 検討はしたけど、今回なし、なんてことになったら、かなり問題だと思いますので、やはり、受賞確実と考えていいのでしょうかね? 将棋と囲碁のタイトルをすべて制覇した二人の偉業は称えられてしかるべきですので、受賞に異議はまったくないのですが……。もし、検討したけれど授与しないことがあるのなら、秘密に検討してほしいと思いました。
国民栄誉賞は、そのつど大きな話題になりますが、あらためて調べてみますと、スポーツ、音楽、映画・演劇の分野の受賞者が圧倒的に多いようです。冒険家(植村直己)、漫画家(長谷川町子)、が数少ない一人ずつの受賞のようです。少ないですが、受賞拒否の人もいたとか。イチローは、まだ現役の選手という理由で断ったそうです。きっと、引退したときに改めて授与されるのでしょうね。
受賞者のリストを見て、もらっていない分野が多いのをふしぎに思いました。文学、歌舞伎、落語、画家、学者、などなど、もらってもよさそうな人もたくさんいたと思うのですが……。人間国宝とか、ノーベル賞とか、文化勲章とか、いろいろな住み分けがあるのですかね。そのときの総理大臣が決めるそうなので、時代による考え方などもあるのかもしれません。将棋・囲碁界では初めてだそうですが、今後この二人を越える実績を残す棋士がでるでしょうか。かなりむずかしいのではという気がしますが、いつか、もっとすごい記録を作る棋士が出てほしいとも思います。
羽生永世七冠と井山七冠、二人の活躍で、囲碁や将棋をはじめる子が増えるといいな、と思います。コンピュータゲームでも遊べますが、できれば、友達や、家族と、盤を囲んで遊んでほしいですね。人間くささも将棋の魅力だと思います。ぼくは囲碁はできないのですが、前からやってみたいなと思っていました。来年すこし勉強してみようかなと思います(来年のことを言うと鬼が……)。まだ正式ではないようですが、もういってしまいます。国民栄誉賞受賞おめでとうございます! これからも長く活躍してファンを楽しませ、子どもたちのあこがれでいてください!