- 横浜市による2006年度の市立小学校六年生児童の進路状況調査が発表されました。私立中学校進学予定率は18.7パーセントで、前年比0.1パーセント増と、ほぼ横ばいのようですが、それでも五、六人に一人は、私立中学校へ進学するということとなります。さらに、NEWS青葉台校のある青葉区では、横浜市でも最高の31.9パーセントが私立中学進学予定ということで、およそ三人に一人ということになります。今後もおそらくこの数字が大きく下がるということはないと思われます。
- 「中学受験の準備はいつ頃からしたらよいのでしょうか?」
- そのように聞かれることもだんだん増えてまいりました。実際には4年生くらいから始められる方が多いでしょうか。逆に、「4年のころからやっていないので、今からではもう遅いでしょうか?」と5、6年生の保護者の方に聞かれることもあります。
では、実際にいつ頃から始めるべきなのでしょう? - それは、『受験勉強をどのようにとらえるか』によると思うのです。
たとえば、勉強というものを知識や学習として限定すれば、やはり早く始めれば始めるほど、有利なことはたくさんあります。
けれども、「お子様にとって必要なものは一体何であるのか?」を考えますと、とても難しい問題になります。受験をするのであれば、もちろんそのための学習は必要です。ただし、それと同じくらい、その子の能力を伸ばすための勉強も、特に小学生の間には必要になると思うのです。NEWSは、そのためにもあります。受験する子、受験しない子、いまはまだ迷っている子、すべての子ども達のためにある場所なのです。 - ぼくはふだん作文、メイン、国語を中心に教えています。受験生もいれば、受験をしない子もいます。いまこの子に必要なものはなんだろう、といつも考えながら授業をしています。国語のテストはいい点なのになぜか詩の問題ができない子、とてもいい感性をもっているのに物語文を間違える子、作文は苦手なのにとびぬけた発想を持っている子……などなど、いろんな子がいます。ただ全員に共通しているのは、『みんなすばらしい力を持っている』ということです。保護者の方々とも細めにお話しながら、その子のためにできることをいつも探し、ご提案を続けていきたいと思っています。
- NEWSに来てよかったと思ってもらえるよう、これからもがんばっていきたいです。
NEWS青葉台校室長
三木 裕