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第167回

カッコのお話

2009.10.14更新

 我が家でとっている新聞のお話です。ここ数ヶ月続いていた朝刊の連載小説が終了し、新たな小説が始まりました。そこであることを確かめたかったのですが、やはりその通りでした。いったいなんのことだと思いますか? カッコの話です。

 カッコといっても、格好いいのカッコのことではなく。会話文のときに使うカギカッコ(「 」)のことです。いま連載されている小説にはもちろん会話文が出てくるのですが、朝刊と夕刊ではカギカッコの使い方が違うのです。このことに気がついたのはちょっと前なのですが、そのときの連載小説だけの特別なルールなのかも、と思っていました。けれども、新しく始まった小説でも適用されているようです。

 具体的に書きますと、朝刊の会話文ではカッコが一番上のところから始まっています。しかし、夕刊では1マス下げたところからカッコが始まっているのです。

 カッコの位置というのは、学校でも違いがあるようで、作文を指導するときも学校の書き方のルールに合わせて書いてもらうようにしています。小学校の教科書は一番上からカッコを書くようですが、2行目からも1文字下げて書く(会話文だとすぐにわからせるため?)という教科書でしか見かけないルールになっていますので、作文で同じように書かせる学校は少ないようです。

 新聞の記事に会話が登場することは少なく、あったとしても会話の行を独立させず続けて書くことが多いのですが、本当にごくたまに会話文が独立してある場合は、カッコを1マス下げて書いていました。なので、新聞小説の朝刊のみが特別のようです。

 作文の指導をしていますと、わりとこういうことが気になりますので、以前、いろいろな出版社の本で調べてみたことがありました。ほとんどが、一番上からカッコをつけるスタイルでしたが、あの岩波書店は1マス下げて書いているのですね(古い角川書店の本もそうでしたが、いまは違うようです。)。

 こうしてずらずら書いていますと、カッコの位置一つとってもいろいろあってよくわからない! となってしまいそうです。そして、それでいいと思うのですね。カッコの位置がわからずに、ずっと悩んで作文が書けないでいるという子がいかに多いことでしょう。学校のやり方に合わせて、また学校のやり方がわからなかったらとりあえず自分がいいと思うやり方で、まずは書いてみればいいのです。きっと、それでも完全な間違いではないのですから。細かいところは作文の先生が見ますので、まずは思い切って書いてみましょう! これが作文名人への一番の近道です。

NEWS青葉台校、センター北校室長   
三木 裕

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2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
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本社
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電話
048-831-2223
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