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第584回

柳の下に……

NEWS板橋校 三木裕

2019.04.26更新

 もう一昨年になるでしょうか。『○○こ漢字ドリル』が大ヒットしました(名前はあえて伏せます)。同じシリーズの計算ドリルも出て、子どもたちが大喜びで勉強したとか。

 そのライバル商品として、おもしろいドリルを見つけました。『阪神タイガース漢字ドリル』というのが発売されているそうです。その例文をご覧ください。( )の中は、阪神ファンのぼくの心の声です。

・どんなに【弱】くなってもタイガースをおうえんするぞ(そうだ!)



・毎年「タイガースはゆうしょうする!」と【言】うおじさん(どきっ)



・負けたら「あほ!」と言うのは、【悪】いくせや(たしかに)

・こくばんに「タイガースゆうしょう」と【大】きくかいた(えらい!)

おもしろい例文が並んでいます。この漢字ドリルは阪神タイガース球団の承認を得ているそうで、これ以外にも、

・水【田】から藤浪せん手が生えてきた。なんでや(ほんとになんでやねん)

・「屋【根】の上にいるのは矢野かんとくやね」「そうやね」(なんでそんなとこにいるねん)

 こういった実名の選手、監督の名前が使用されているそうです。ファンとしては、ちょっと見逃せないドリルですね。実際に、子どもたちだけではなく、親子で楽しんだり、大人の方がおもしろくて買ってしまったり、といったことも多いようです。

 前に『○○こ漢字ドリル』が発売されて大ヒットしたときも、コラムに書きましたが、漢字練習のような地味なお勉強のきっかけつくりに、こういったおもしろドリルはとても有効だと思います。また、そのコラムにも書きましたが、漢字練習は、地味な上に、反復練習が大事ですから、おもしろドリルは一度やり終わってしまったあとがどうかな、とも思いました。ですので、○○こに飽きたら猛虎!というのは、なかなかよいのではないか(特に野球が好きな子には)と思いました。

 もともと、『広島カープドリル』が阪神よりも先にあり、阪神だけではなく、中日のドリルもあるとか。調べてみましたら、○○こも合わせ、みんなちがう出版社から出ておりました。以前、聞いたことがあるのですが、出版の世界では、『柳の下にどじょうは三匹いる』といわれているそうです。大ヒット企画の便乗企画も、ある程度以上売れるので、どんどん作ったほうがいいらしいです。野球チームの漢字ドリルを見て、なるほどと思いました。

 おもしろドリルの種類が多いのは、子どもたちにもいいことかなと思います。きっかけつくりの選択肢も増えますし、練習量増加にもつながるかもしれません。NEWSでも『阪神タイガース漢字ドリル』を使用して、子どもたちをみな阪神ファンに育て上げていく……というのも想像したのですが、肝心のチームが弱くてはどうにもなりません。まずは、みんなにしっかり漢字の勉強をしてもらおうと思います! 阪神もがんばってください!!

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会社概要

商号
株式会社 NEWS(ニュース)
創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
グループ
株式会社 国大セミナー
会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
グループ
株式会社 NEWSエンターテインメント
会社
設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
株式会社 そらまめキッズツアー
会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
グループ
株式会社 オレンジプラネット
会社
設立:2015年2月1日
■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
グループ
株式会社 ドリームプラネット
会社
設立:2015年6月1日
■生活・文化・新規事業部門

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