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第39回

なにを読めばいいでしょう?(5/7)


 ふだん、作文や国語を教えておりますので、保護者様によくこういう質問をされます。
「まるで本を読まないのですが、どうしたらよいでしょうか?」
「どのような本を読ませたらよいでしょうか?」
 家でも学校でも一ページも本を読まないということで、とても心配されているようです。
 本が好きではない子は、やはり多いようです。最近は、本だけではなく、マンガも読まないという子もいるようで、せめてマンガでも読んでくれれば、というお話も聞きました。
 ぼくは、本はぜひとも読んでほしいと思っています。国語の成績に直接は関係しないという説もありますが、ぼくは、基礎力の部分で、読書というのは欠かせない力だと考えています。本を読もう、本を読もう、といつも子ども達に話しています。
 ですが、好きでもない本を、むりやり読ませるのは、あまり効果的ではないと思います。特に読み始めのときは、おもしろい本、その子の好きそうな本、興味のありそうな本から、読んでほしいと思います。ゲームが好きならばゲームの小説版、マンガが好きならば絵の多い本から、サッカーが好きならばサッカーの名選手の伝記、野球が好きならば野球をする主人公の物語(『バッテリー』ですね)……などなど、お子さんによって、いろいろなおすすめの仕方があります。その中から、一つでも自分で気にいった本ができれば、そこからまた世界が広がっていくのです。なので、どのような本を読ませればという質問に対するぼくの答えは、こうです。
「はじめはお子さまにあった本がいいです。お子さまのお好きなことや興味のあることはなんですか?」
 そしてそれを聞いた後、もう一つ、保護者の方へのお願いをします。
「お子さまが読み始めましたら、時々、どんな本なのか聞いてあげてください。もし話してくれましたら、おもしろいところなどをじっくり聞いてあげてください。読み終わった後も、どんなだったのか聞いてあげてください」
ゆっくりと、その子のペースで、その子の話したいように話してもらい、その話をしっかり聞いてあげてほしいと思います。喜んで聞いてもらえると、またちがう本を読んで、話したくなる子も多いです。ぜひともお願いします。
あと、できれば、保護者の方も本を読んでほしいですね。児童書の中にもおもしろい本はいっぱいあります。自分のおすすめの本をお子さまにも読んでもらい、親子でいっしょにその本の話をしてみると、きっともっともっと読書が楽しくなると思います。

NEWS青葉台校室長
三木 裕

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