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第639回

半沢直樹のおもしろさ

NEWS板橋校 三木裕

2020.09.11更新

 毎週日曜日の夜、ドラマ『半沢直樹』を一秒も逃さず毎週見ています。前回シリーズもずっと見ていましたが、このシリーズも本当におもしろいですね。先日は、ドラマのつづきではなく、生放送による出演者の裏話の回でしたが、それすらもとてもおもしろいのでした。出演者、監督など和気あいあいとした雰囲気でしたが、なんとしてもいいものを作ろうという現場の熱い気持ちがなんとなく見ていて伝わってくるようでした。最終回まで目が離せません。

 どうして、半沢直樹はこんなにおもしろいのでしょうか。原作のおもしろさ、すばらしい俳優陣たちの濃厚な演技、わき役、敵役、チョイ役まで含めたキャスティングの妙、演出、シナリオなど、みなすばらしいのはいうまでもありません。そして、倍返しに象徴される、最後の大逆転劇! 見ると元気になってしまいます。こういう展開を、まるで時代劇のようだ、という人も多いようで、なるほどな、と思います。

 ぼくが思うのは、もちろん、これまで書いたことと同じなのですが、その中でも、敵役が悪くて、強い!のが魅力の一つだと思うのですね。悪いだけではなく、悪くて、頭がよくて、強い、これがおもしろさの魅力になっていると思うのです。悪い敵は多くても、本当に頭がよくて、強くて、こんな相手に勝てるわけないよ!という敵は少ないと思うのです。たいていは、すごい悪いだけで、やり方は結構ずさんだったり、隙だらけだったり……。なので、主人公も、悪に勝つためには、まず誠実さや、がんばり、みたいなものを武器にして戦うことが多く、最後のみんなの粘りで大逆転みたいな話になります。それはそれでおもしろいのですが、半沢直樹は、そういう要素もたくさんありながら、それだけでは勝てない相手に勝つのがおもしろいのではないか、と思うのです。

 そういう、悪くてかしこくて強い相手に勝つためには、相手を出し抜く機転や、少々(かなり?)法律に触れるようなことでもやってしまう危なさ、そして、危険を顧みずいっしょに戦ってくれる仲間などがないといけません。そのぎりぎりの勝負がおもしろいなあ、と思って見ております。

 時代劇にも似ていると思いますが、ぼくは、(古い本、ドラマで恐縮ですが)、弁護士ペリー・メイスンのシリーズに似ていると思うのです。証拠も動機も機会もばっちりで、警察も検察も100%犯人だと思っている容疑者を、メイスン弁護士は、美人秘書のデラ・ストリートと、探偵ポール・ドレイクの協力を得ながら、あざやかに無罪へと導きます。容疑者を隠したり、証拠を隠したり、もっとすごいことまでして、警察にばれたら自分が刑務所に入るようなことをしながら、メイスン弁護士は戦います。そして最後に法廷でぼくら読者をすかっとさせてくれるわけです。

 半沢直樹の敵も、国を相手にしたり、かなり強烈ですが、きっと最後は勝ってくれるでしょう。最終回まで、じっくり楽しみたいと思います!

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会社概要

商号
株式会社 NEWS(ニュース)
創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
グループ
株式会社 国大セミナー
会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
グループ
株式会社 NEWSエンターテインメント
会社
設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
株式会社 そらまめキッズツアー
会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
グループ
株式会社 オレンジプラネット
会社
設立:2015年2月1日
■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
グループ
株式会社 ドリームプラネット
会社
設立:2015年6月1日
■生活・文化・新規事業部門

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