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第333回

2014年もどうぞよろしくお願いいたします

2014.01.04更新

 お世話になっております。NEWSの2014年もスタートいたしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさまもNEWSも、ウマのように天高くはねる一年になることを願っております。

 さて、昨年は巳年でしたので『へびのクリクター』という絵本をご紹介いたしました。今年はウマの出てくるお話をご紹介しようと考えたとき、真っ先に浮かんだのが『長くつ下のピッピ』でした。ウマなんて出てきたかしら? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと出てきます。だって、ピッピはウマといっしょにごたごた荘という家に住んでいるのですから。サルにはニルソン氏という名前があるのに、ウマにはついていないようなので、印象が薄いかもしれません。でも、ピッピは軽々とウマを持ち上げるくらい力持ちなので(表紙などでもよく使われる場面です)、ピッピとウマはぼくの中ではかなり密接な印象があります。

 ほかにも『スーホの白い馬』やナルニア国物語の『馬と少年』など、たくさんあると思いますが、ぼくはピッピが、そして、作者のリンドグレーンがとにかく好きなのですね。ロッタちゃんややかまし村のように映画になった本も多いですし、ピッピや名探偵カッレくんのように長く読み続けられている本も多いです。カッレくんやピッピを読んで一番ぼくが感じるのは、作者がとにかく徹底的に子どもたちの視点に立っていることのすごさです。こんな場面がありました。ある女の子が大人にいたずらをします。もちろんいたずらをされた大人は怒ります。当然ですね。そして、怒った大人が立ち去った後、女の子はこういうのです。

「あー、おもしろかった。このあとまたああいう、がみがみやがくるといいんだけど」


 本を見ないで書いているので多少違うかもしれませんが、こんな感じのことをいうのです。ぼくは初めてこの場面を読んだとき、本当に感動しました。ここには、本物の子どもがいる! こういう場面を読んで眉をひそめる大人も多いと思います。やりすぎだとか、荒唐無稽すぎるといった声を聞くこともあります。ただ、子どもたちは拍手喝采だったのではないかと思います。本を読む楽しさ、自分たちの仲間がいる喜びが、ピッピやカッレくんにはあふれています。そして、いつか大人になることへのあこがれと、さみしさも。リンドグレーンの本を読むと、いつも大笑いして、最後にとても切ない気持ちになります。ぼくはあまりにリンドグレーンが好きなので、作文倶楽部の学習単元の中にも組み込んでしまいました。ぜひ機会がありましたら、一度読んでみてください。ピッピやカッレくんに会ってほしいです。とても、とてもおすすめです。

※NEWSは1/7(火)~1/9(木)までお休みとなります。1月の通常授業は1/10(金)から始まります。



NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長  
三木 裕

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会社概要

商号
株式会社 NEWS(ニュース)
創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
グループ
株式会社 国大セミナー
会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
グループ
株式会社 NEWSエンターテインメント
会社
設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
株式会社 そらまめキッズツアー
会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
グループ
株式会社 オレンジプラネット
会社
設立:2015年2月1日
■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
グループ
株式会社 ドリームプラネット
会社
設立:2015年6月1日
■生活・文化・新規事業部門

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