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第565回

記述力をアップさせるためには

NEWS板橋校 三木裕

2018.11.22更新

 大学入試のセンター試験に代わる『大学入学共通テスト』が2020年度から始まるのを受け、その2回目の試行調査が先日行われました。本番と似た形で、8万人以上の高校2、3年生が受けたようです(結果は来年3月までに公表予定)。
 実際に受けた高校生の意見をあちらこちらで見かけましたので、ちょっと書いてみます。

「全体の問題量が多くて、記述式ばかりには集中できない」
「記述問題は、解答の条件をまずきちんと守り、ここを答えたら部分点はもらえるかな、と意識して書いた」。
「記述式は、文章を練らなければならず、何度も書き直していたら時間がかかってしまった。慣れていないので解きづらかった。」
「現代社会は、資料を読み取る力があり、状況把握ができれば解ける。日本史も知識を問う問題があまりなく、知識がある人よりも地頭がいい人が有利だと思った」
「問われたのは国語力だと思った。普通の政治・経済だったら、知識でこれは違うなとすぐわかるけど、それだけでは解けない」
「何が問われているのかが絞られた質問で答えやすかった」
「自分で考える力を試すテストだと聞いていたが、問題文の中から答えを抜き出すよう求めている設問ばかりで、イメージと違った。特殊な問題ではなかった」
「数学でも、読解力が問われているのかなと感じました」
「問題文を読むだけでちょっと疲れた。センター試験式の模試はすぐに計算にとりかかれるのに、計算を始めるまでに時間がかかった」

 いろいろな意見が当然ありますが、全教科とも、苦戦している生徒が多いような印象を受けますね。記述の問題が採用されるということで注目を集めている『大学入学共通テスト』ですが、やはり記述の問題に特に苦労している高校生が多いようです。

 試行調査の問題そのものが、まだまだ試行錯誤という感じですので、今後も注意していかないといけませんが、記述問題の練習は、やはり必要だと思われます。高校生になってからでは大変ですので、早いうちから慣れておくのがよいでしょう。

 では、どのような練習をすればよいのでしょうか? 記述といっても、それほど長い文ではありません。どちらかというと、内容を理解して、必要な情報を取捨選択する力と、それを短い言葉で書く力が求められているように思えます。まずは、短い文章の要約を練習するのがよいと思います。ただし、これは問題を出すのが意外にむずかしく、答え合わせや間違いなおしも時間がかかります。もしNEWSの授業ならば……。

 意味ありげにここで終わろうかと思いましたが、ぜんぜん隠すほどのことでもないので、堂々と書いてしまいましょう。すごくいいテキストがあるのです。使えるものはどんどん使ってしまいましょう。適切なテキストの選択はとても大事です。できれば繰り返し、なおかつさまざまな種類の文章の練習ができるものがいいです。あと、ウインタースクールでもやりますが、読書感想文は絶対に書いてほしいですね。どのような問題でも、短時間で書く練習にもなります。それぞれの生徒さんに合った教材で指導すること。これがNEWSの指導法です。でも、それがいちばん大事だと思います。もちろん、とてもむずかしいことでもあるのですが……。

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商号
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創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
1000万円
代表者
           
代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
事業内容
子どもの総合教育企業。
子どもたちが、21世紀を生き抜くために必要な教育を提供している。1人ひとりの成長に責任を持つために、全ての事業は少人数制を基本としている。
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会社
設立:1985年10月1日
■学習塾(国大セミナー)104校(2024年3月現在)
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設立:2008年10月1日
■子役養成機関(NEWSエンターテインメント)
グループ
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会社
設立:2010年10月1日
■子どもの体験型ツアー実施する旅行会社
(そらまめキッズアドベンチャー)
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■保育園・インターナショナル保育園・学童くらぶ
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